宝塔寺 |
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深草山(じんそうざん)宝塔寺と号し藤原基経が発願し昌泰2年(899年)藤原時平が大成した嘉祥年間(845~851)、極楽寺が起こりと伝えられる。四脚門(総門)は室町時代中期の建立で国の重要文化財である。総門を入りなだらかな階段の両側には塔頭があり白壁の続づく道を登ると山門に辿り着く。 |
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朱塗りの仁王門は宝永8年(1711年)創設右は密迹金剛(みっしゃくこんごう)左は那羅延金剛(ならえんこんごう)が睨みを効かしている。 |
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仁王門を潜ると正面に本堂がみえる。本堂は京都大仏殿建立の余材が寄進され慶長13年(1608年)落成しました。この時鶴林院常寂寺から深草山宝塔寺に改められた。本堂の天井には美しいバラの絵が描かれています。本堂には十界曼荼羅、釈迦如来立像、日蓮、日像が安置している。 |
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本堂右手に多宝塔が見えます。この塔は永亨11年(1499年)以前の建立で高さ11.4メートル本瓦葺行基葺という珍しい瓦葺です。
塔の細部を見ると美術的にも美しいものが有ります。境内には常行菩薩、慈悲に満ちた慈母観音が祭られています。 |
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本堂左手に回ると美しい門を潜り七面山に登る。本堂背後七面山、山頂には七福吉祥の七面大明神を祀る七面宮がある。宝塔寺は観光寺院では無い為静でゆっくりと見て回れます。 |
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宝塔寺から深草墓苑までは15分ほどのハイキングコースにもなって居ます。
近くに住みながら長い間この辺りに来ずレポートをするので久しぶりに来てみましたました。
子供の頃は宝塔寺や七面山は格好の遊び場でした。
宝塔寺の本堂の前は防水用池になっておりそこには鯉が飼われており、
その鯉を釣って怒られたり、近くの柿畑の柿を取って追いかけられたことが甦ってきました。 |
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七面山から深草墓苑までの間は棒切れを持って走り回ったり、竹でソリを作り滑り泥んこになって日が暮れるまで遊んだものです。しかしレポートをするに来てみると(何十年振りかな?)
昔の面影はなく禿山だった所は木が大きく育ちここから京都市内が一望出来たのも出来なく残念でした。
しかし恋人同士がハイキングを兼ねて恋を囁くには穴場(*^_^*) |
アクセス |
交通機関JR稲荷駅より約10分 京阪藤森駅より約10分稲荷神社よりぬりこべ地蔵→石峰寺→宝塔寺まで約15分 |
地図は ここ |
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取材 伏見探検隊 野洲孝夫 |